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YOSAKOIソーラン ダイナミックな「傘踊り」に19万いいねの反響 代表驚き…技のこだわりを聞く(J-CAST)

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YOSAKOIソーラン ダイナミックな「傘踊り」に19万いいねの反響 代表驚き…技のこだわりを聞く(J-CAST)

札幌・夏の風物詩「YOSAKOIソーラン祭り」にツイッターで大きな注目が集まっている。

話題となったのは、チーム「天嵩~Amata~」の演舞。

まるで空気抵抗が存在しないかのように傘を廻しながらダイナミックに踊る姿に、「めちゃかっこいい」「心を揺さぶられるものがある」といった声が寄せられている。

J-CASTニュースは2022年6月16日、天嵩代表の上埜航弥(うえのかずや)さんにこだわりを取材した。

 

「天嵩だからこそ魅せられる技を存分に詰め込みました」

YOSAKOIソーラン祭りは、高知県の「よさこい祭り」と北海道の「ソーラン節」を掛け合わせたイベントだ。

祭りの基本ルールは、よさこい祭りで用いられる楽器・鳴子を手にし、ソーラン節のフレーズの入った楽曲を用いること。

それ以外の踊りや曲、衣装などは各チームの想像力に委ねられている。

ツイッターでは、パレードに参加した天嵩の傘の動きに大きな注目が集まっている。

あるツイッターユーザーが「今年の天嵩やばいかっこいい」と投稿した動画には、4万1000リツイート、19万「いいね」を超える大きな反響が寄せられた。

 

 

動画に写された踊り手たちは、カーキの袴に、白と黒を基調とした着物の上から雪の結晶がデザインされた法被をまとう。傘を持った男性たちは、傘を廻しながら優雅にくるくると飛び跳ねた後、傘を鋭く突き出し足を蹴上げるなどのダイナミックな動きを披露し、ポーズを決めた。

リプライ欄には「衣装が布面積広めだから軽々回るとふわふわ動いて綺麗だし傘が空切ってる感あってめっちゃ好きや かっこよすぎ」「振付も衣装も揃ってるところも全部かっこいい!」「こんな空気抵抗やばそうなもん持ってヒラヒラ踊れるのなんでや?」などと驚く声が寄せられている。

天嵩代表の上埜さんは、取材に対し「傘踊りは大鷲の様な大ジャンプから、天嵩だからこそ魅せられる技を存分に詰め込みました」と述べる。今回のパフォーマンスは、北海道の開拓が大きく進んだ明治時代をイメージした。傘を用いた動きは土地を耕す様子を表現している。このほか北海道の豊かな自然や、明治時代のような和洋折衷を目指した演出が随所に取り入れられている。

ツイッターでの反響については、「驚きと嬉しさがどちらも押し寄せてくるそんな感覚でした」と受け止める。チーム公式ツイッターのフォロワー数は1.85倍に増え、動画の再生数も5000回ほど増えている。国内外からの認知度も上がり、参加希望者が増えたことからも、上埜さんは「チームとしても大きな恩恵を受けさせて頂いたと感じております」という。

 

「自分たちが満たされていくのを感じました」

天嵩は2017年6月12日に千歳市を拠点に結成されたチーム。初代代表の小笠原昂輝(おがさわら こうき)さんが、大学生時代に札幌と名古屋の祭りに参加し、地域で異なる文化や見せ方に魅了されたことをきっかけに、同じ志を持つ仲間と共に立ち上げた。

現在は18歳から33歳の男女約80人が所属している。大きな祭り前は週3~4回、閑散期にも1~2回ほど、千歳や札幌を拠点に練習している。

YOSAKOIソーラン祭りには18年に初参加し、新人賞・ファイナルステージ進出を果たしている。その後も道内外で活動を続けた。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響で活動が思う様にできなくなると、苦しい時が続いた。それでも仲間とともに奮闘し続けた上埜さんは、21年1月に2代目代表に就任した。

コロナ禍の影響については、「物理的なところでは、マスクの義務化や会場の観覧制限、事前の健康チェックシートの作成等、コロナと付き合いながらいかに安全に行うかの対策が取られていると感じます」と述べる。

大舞台であるYOSAKOIソーラン祭りは、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった。

6月8日から12日まで開催され、札幌のYOSAKOIソーランチーム「北昴」が大賞を受賞した。

準大賞には「夢想漣えさし」と「室蘭百花繚蘭」が選ばれた。天嵩は、一次審査員賞の「札幌市制100周年記念賞」と「台湾観光局賞」を受賞した。5ブロック中、Cブロック内で1位だった。

上埜さんは「3年ぶりの開催に向けて運営側も各チームもお客様もいつも以上にボルテージが上がっているのを感じました」として、イベントをこう振り返る。

 

「”この瞬間の為に頑張って良かった”その言葉に尽きる2日間でした。今までため込んでいたものが一気に解放されて、自分たちが満たされていくのを感じました。

特にパレードでは、いつもより少し距離があるもののこんなにも近くでお客様と楽しい時間を共有できることにただただ感動しておりました」

 

今回の祭りには、当日スタッフや外部の吹奏楽団を含めて約100人で参加した。上埜さんはイベントを運営する人や応援する人々に感謝し「僕たちの活動で少しでも恩返しができるようにこれからもっと頑張ろうという気持ちになっております」と意気込んだ。

(J-CAST)

 

Hokkaido writers dodesyo

著者 北海道どうでしょう編集スタッフ:publisher/author Hokkaido dodesyo writers


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