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北海道では春と秋にヒグマ注意の特別期間
北海道では、ヒグマとの遭遇による人身事故を防止する目的で、ヒグマの活動量が増える春と秋に注意喚起の特別期間を設けています。
春の期間:4月1日〜5月31日
秋の期間:9月8日〜10月31日
山野でヒグマに遭わないために
北海道では野山であればどこでもヒグマに出会う可能性があり、実際にヒグマによる人身被害の多くは野山で発生しています。
山菜採りやキノコ狩り、登山などで野山に入るときは、次の「山野でヒグマに遭わないための基本ルール」を守りましょう。
事前にヒグマの出没情報を確認する
現地のヒグマ出没状況について、出かける前に市町村役場や森林管理機関、所轄警察署などに確認しましょう。
出没情報のある地域や、出没を知らせる看板がある場所への立ち入りは避けましょう。
大雪山系などの山々には「ヒグマ情報センター」が設置されています。また、各エリアのネイチャーセンター等でもヒグマの情報を提供しています。野山に入ったり、入山の予定がなくても情報を確認しておくことが大切です。
野山では音を出しながら歩く
ヒグマは音やにおいに敏感です。ほとんどは、人より先に人間の接近を知って逃げていきます。
クマ鈴などの音の出るものを身につけ、人間の存在をヒグマに知らせましょう。
一人では野山に入らず、複数で行動する
おしゃべりすることなどで、一人のときよりもヒグマに人間の存在を知らせやすくなります。
薄暗いときには行動しない
特にヒグマの活動が活発になる早朝や夕方、ヒグマが人に気づきにくい濃霧や雨のときには注意が必要です。
フンや足跡を見たら引き返す
付近がヒグマの活動域であるしるしですので、速やかに引き返しましょう。
食べ物やゴミは必ず持ち帰る
においの強い食べ物は、ヒグマを引き寄せる場合がありますので控えた方がよいでしょう。
野山に食べ物やゴミを捨てたり埋めたりすると、ヒグマがこれらを食べて味を覚えてしまい、これらの魅力的な食べ物を得るため、人に対して危険な行動をとるようになることが知られています。
人里周辺でヒグマに遭わないために
ヒグマは人里周辺にも出没することがあります。
時には人家の近くなど、思いがけないところにも出没します。
人里周辺でヒグマに遭わないために、次のような取組が大切です。
ヒグマの出没に伴う人身被害の防止に向けて、地域ぐるみの取組をお願いします。
常にヒグマの出没情報を確認する
市役所や町村役場などが提供する周辺地域におけるヒグマ出没状況について、常に確認しましょう。
出没情報のある地域や、出没を知らせる看板がある場所への立ち入りは避けましょう。
ヒグマを引き寄せない、餌付かせない(誘引物の適切な管理)
ゴミ出しのルールを守る
ゴミやペットフード、干物や漬物などの保存食を屋外に放置しない
家庭菜園の作物や果実を早めに収穫する
空き缶・ペットボトルなどのポイ捨てをしない
お墓のお供え物を持ち帰る
野生のヒグマに餌を与えない
出没しにくい環境をつくる(周辺環境の管理)
家の周囲や歩道の周辺などの草刈をして、ヒグマを近づけないようにしましょう。
人里周辺などでヒグマを目撃したときは、市町村役場または警察(110番可)に連絡を!
関連リンク
各市町村のヒグマ出没情報
ヒグマ出没情報 【市町村のヒグマ関連情報ホームページ】 ヒグマとの遭遇を避け人身被害を防ぐには、ヒグマの出没情報に... 続きを見る
市町村ヒグマ関連情報リンク集 - 環境生活部自然環境局
各市町村のヒグマ対策部署(目撃情報の連絡先)
続きを見る
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/higuma/tanto02.pdf